越後道中膝栗毛

出張で新潟県の越後湯沢に赴くことになった。新幹線で6時間…絶対暇だと思い、勉強用に専門書を2冊持ってきた。東京までの3時間半。気がつけばスマホ片手にグダグダ過ごしていた。東京駅に着いて乗り換えまでに1時間余り。東京さぁめっだにこれねー田舎もん、お昼さ食べたいけっど、どごに行けばいんだー⁈ 散々オロオロしたあげく、思い切って改札を出てみたが、乗り換えに遅れたらと思うと店を探して入る勇気もない(^^;;

f:id:yPhonist:20160809221755j:image

結局、駅弁買って上越新幹線に乗り換え。

すげぇ!2階建ての新幹線だぁ!

f:id:yPhonist:20160809221812j:image

座席に着いて少し遅い昼食をとったら睡魔が襲ってきて、重い専門書を開くこともなく越後湯沢駅に到着。たぶん、帰りも勉強しない。そう確信して駅に降り立つ。

f:id:yPhonist:20160809221838j:image

ガーラ湯沢の表示にテンションが上がる♪

イェーイ!元祖スキー天国、越後湯沢だー!

f:id:yPhonist:20160810081122j:image

心は踊るが、おろしたてのパンプスが合わず、歩行が限界に近づいていた。ググると駅から徒歩で行ける靴屋は一軒のみ。東側駅前は閑散とし、古い商店街が並んでいた。シャッターが閉まっている店も多い。気温も高く、足も痛く、すがる思いで入った小さな靴屋。エアコンがかかってない店内で汗をかきながらスーツ姿でも違和感なく履けるサンダルを物色。品揃えが少なくサイズも揃ってないので、おのずと候補は一点に絞られた。手に取ると劣化した内側がポロポロと屑になって落ちる。それで値段は4千ちょっと。んー(・_・; …  しかしあと2日間もこの痛みに耐えられそうにない。背に腹はかえられぬ!朽ちているところを指差して「これ劣化してるけど、この値段ですか?」と聞くとお店のおばちゃんは3千円にまけてくれた。お店にはスキーのポスターと季節ハズレに並んでいるスキーウェア。靴ずれに絆創膏を貼りながら、奥から出てきたおじさんも交えて大好きなスキーの話で盛り上がる。冬にまた来ます!と言ったが新幹線で6時間…車では…?果たして来れるのだろうか。

靴を履き替えて歩いてみると本革製で当たりが柔らかく快適。劣化しているので来年までは無理だけど、次の出張にも使えそうだ。痛みから解放され、まんざらでもない気持ちになった。

駅横のビジネスホテルにチェックインすると廊下にはスキー場案内の看板やポスター。そしてガーラ湯沢のパンフレット。そういえば歩いているときに遠方にガーラ湯沢と書かれた建物が見えた。何で夏なんだよー!と思いながらパンフレットを見ると土日祝にはサマーゲレンデを滑走できると書いてある。今日は日曜日。なんだよー滑れたんじゃんかよー!下調べ不足の自分に腹が立った。しょうがない。こうなったら酒でも飲もう(笑)

f:id:yPhonist:20160810082939j:image

翌日、出張会場に行ってみると専用ゲレンデ付きのホテルだったΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

f:id:yPhonist:20160810083158j:image

すげぇ!すげぇ!一人で興奮し、短い休憩時間にゲレンデが一望できるとこはないか走り回る(笑)

f:id:yPhonist:20160810083431j:image

スキー場が近すぎて全貌は見えないが、冬ならなんと贅沢なことか…あぁ口惜しい(´Д` )

その日の夜は懇親会。二次会のため駅前に繰り出したが、越後の夜は早い。23時にはお店が閉まってしまった。明日も研修会。こんな遠くまで来て研修中にウトウトしていたら何しに来たかわからない。よし!ホテルに帰ろう‼︎  そう思って歩き出した瞬間、パツンと音がした。そして右足に開放感…。昨日買ったサンダルの甲のストラップが切れたのだ。えー!Σ(゚д゚lll  右足を引きずるように2,3歩歩くと今度は左側がパツンといった。もう歩けなかった。サンダルを手に持ってストッキングを履いた素足で道路を歩く。親しい仲間なら笑い飛ばしてくれそうだが、ほぼ初対面の人ばかり。恥ずかしいったらありゃしない。とんだ珍道中となった。

しかし、このサンダル、何年あのお店で出番を待っていたのだろうか…(・_・;