右か左か…

お恥ずかしい話だが、私は未だに右と左がすぐにわからない。幼い頃、家の西にある観音山を見ながら「こっちが左、こっちが右」と母から教わって以来、西を向かないと左右がわからないのだ。左右を尋ねられたら、まず西の方に体を向け、観音山を思い出してから答えるのでちょっと時間がかかってしまう。

最も困ったのは車の免許を取るときだった。教官に「次、右」と言われても、運転中は体を西に向けることができないので判断が間に合わず、わからないまま思いきって曲がってみたら逆だったということが度々あった。失敗するまいと思うと向きを変える度にどちらが右でどちらが左なのかということばかり気になって運転に集中できなくなってしまう。普通に考えれば、教官側が左と覚えてしまえば簡単なのに、どうしても方角と左右を結びつけて考えてしまうのである。
こんな私でも地理と方角にはめっぽう強いので、よく道案内を頼まれる。しかし、「こっち」と言いながら指をさすのが私の案内方法だ。もちろん運転手が私の指など見ているはずがないので、「えっ?どっち?」と聞き返される。あわてて自分の横の窓ガラスをバンバン叩いたり、運転手の目の前に指を突き出して「こっち、こっち」とアピールをするのだが、タイミングがずれて非常に危険なのでかなり不評である。

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姪っ子は小学校に上がる前に左右がわかるようになっていた。どうやって左右を覚えたのか真剣に尋ねたら「右はこっちで、左がこっちなんよぉ」と困った顔で言いきかされた(笑)

子どもの頃にもっと真剣に意識して過ごしていれば身についたのだろうかと考えたりもしたが、この歳になってできないということは恐らく一生わからないままだろう。

そして、気づいてしまった…娘にも同じような現象が起こっていることに‼︎  そのことを指摘すると娘は猛烈に否定するが、間違いない。

娘よ、案ずるな。道標がすぐそばにいるぞ!(笑)